2015年07月23日
男性用長財布 床処理とコバ磨き
漉き加工の終わったパーツの床処理 (革の呼び名 表面=銀面 裏面=床面)
毛羽立った床面にトコフィニッシュを指で塗り ガラスの板でこすり、毛羽立ちを押さえる
すべてのパーツのトコ処理を終え 乾かせているのが最初の写真だ
コバ(革の切断面)を磨く
乾いたパーツの 縫った後には磨けないコバを 前もって磨いておく
いろいろあるレザークラフトの作業の中で コバ磨きが一番好きかもしれない
しっかり磨いていくと見違えるようにきれいになっていく作業だからだ
まず180番の荒めの水ペーパー(布やすり)で磨く ここで一番念入りに磨いておく
ここはファスナーの部分 ファスナーをつけた後では磨けない
次は320番で磨く ここからは整える感じで軽めに磨いていく
320番で磨いた後 裏の方に毛羽立ってきたところを丁寧にカットしておく
半分ほどカットしたところ わかるだろうか? はさみも2000番で研いでおく
さらに600番で軽く整えたあと コバを水でしめらせてヘリ磨きで押さえる
革は濡らして変形させると 乾いたあとも変形したままになる性質を持っている それを利用してコバの形を整えるためだ
その後 トコノールを指で塗り・・・
もう一度ヘリ磨きで押さえ・・・
ヘリ磨きで切断面をこすって磨き・・・柔らかい革のハギレで磨き・・・800番の水ペーパーで磨き・・・
布で磨いて終わる
余談だが いつもは土曜の朝のFM放送 ーピーターバラカンさんの番組とゴンチチの世界の快適音楽ー を録音してそれを聞きながら作業をやっているが、今夜はレコードを聞きながらの作業にした
南佳孝 SILKSCREEN 片岡義男さん原作の映画の主題歌「スローなブギにしてくれ」や「モンローウォーク」などが入っている
あとビートルズや南らんぼうやかぐや姫など・・・・
レコードを取り替えるのは手間だが、とても気分よく作業ができる
効率はあまり求めない 時間はたくさんあり、レザーで食べているわけではないからだ
きょうの作業にしても もっと効率的にやる方法はある
でも 一つ一つ丁寧にやる方が好きだ もちろん時間で料金は考えない
Posted by ごまもん at 00:47│Comments(2)
│ロングウォレット
この記事へのコメント
好きな音楽を聴きながらの作業っていいですね(^-^)
うちは料理しながら聴いたりしてます♪
うちは料理しながら聴いたりしてます♪
Posted by 洋子 at 2015年07月25日 02:00
いつもなにかBGMが流れています
FMか古いレコード、CDが多いですね
料理も気分良くはかどるでしょう?
FMか古いレコード、CDが多いですね
料理も気分良くはかどるでしょう?
Posted by ごまもん at 2015年07月26日 00:36
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。